平成18年4月、吉備・高松・足守3商工会が合併し、女性部員総数89名でスタートした。6月には、「福祉のまちづくり推進事業」として、高齢化社会が進んでいる今、商工会女性部員も地域の一員として充実した福祉体制を考える必要があり、例えば、街角でSOSが発生した場合、救急車が来るまでの間、地域の住民と協力し合い、急病人等に対して可能な応急処置を行えるよう救命救急処置法の講習会を開催した。
講習会では、応急手当の手順に従い参加者全員が各々実践学習をした。
また、AED(自動体外式除細動器)は、突然死に直結する心室細動をおこした場合、心臓に電気ショックを与え、正常な状態に戻す機器で、厚生労働省が2004年7月から一般市民にも使用を認めている。
このAED機器の使用方法について指導があった。
具体的な内容は機器の蓋を開け、電源ボタンを押し、AEDの音声に従って操作をする分かりやすい方法であった。救命救急の講習終了後、表面に女性部員の事業所名を記載し、裏面には救急車到着までの応急手当手順方法を記載したパンフレットを作成し、高齢者住まいと一人暮らしの世帯に配布し、救急対応法普及と同時に女性部活動をPRした。
同時に受講者のいる店舗は、「SOS・救急店」シールを作成し、よく見える箇所への貼付をしていただいた。 |