「岡山商業の動向と高松地区のまちおこし」という演題で、岡山商科大学
田中潔先生を講師として招き、講演会を開催した。
現在の高松地区の動向として国道180号線沿線にホームセンター、スーパーマーケット等大型小売店の進出が相次いでいる。また、コンビニエンスストア等FC出店も顧客ニーズに対応しきれない地元小売業者の客離れを深刻なものにしている。さらに、長引く不況により製造業・建設業の不振も厳しい限りである。
こういった状況下において小規模事業者はどういった形で活路を見出していくか?「地域の発展」(まちおこし)をどう捉えていくか?まず、ビジョンをもつこと。短・中期ビジョンはできることから、そして、長期ビジョンにおいては夢を託せるようなものをもち、地域内外の交流を主体としたネットワークによる情報交換を行っていく。
86年以降、志向の第1位となっている「観光・レクリエーション」にも注目。この不況下においても国民の「レジャー・余暇生活」重視は変わらず年率約2.8%程度の増加で推移している。「創客の時代」に対応、挑戦し「起業」へ。そこで、不況を逆手にとって中小企業のアイデアで逆転する。「個別化」、「個性化」、「孤独化」に対し利便性と専門性を使い分け対応する。財産は「やる気」、「後継者」、そして「消費者」である。
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