私達の身の回りでは、分別収集に苦慮していることや、最終処分場が危機的な状況にあることをよく耳にする。また、私達の仕事の中にも「容器リサイクル法」「家電リサイクル法」負担が生じるなど廃棄物処理問題が影響を及ぼすようになった。そういった状況の中で、鴨方商工会女性部は、若手後継者等育成事業を活用し、この間題と取り組むこととした。まず、9月7日に、「環境にやさしい生活」と題して、環境マネージメントシステム審査員・増田泰三先生を講師に迎え廃棄物の最終処理はリサイクルが最適であることを研修し、先進事例を紹介して頂いた。この研修を基に、11月25日、岡山県西部衛生施設組合・リサイクルプラザ及び日本鋼管・福山製鉄所の視察研修を行い、リサイクルプラザでは、膨大なゴミの処理方法を研修し、ゴミ減量化は廃棄物の発生抑制啓発活動に留まらず、再資源化・再利用の必要性を認識した。また、リサイクル対策の先進である日本鋼管福山製鉄所では、高炉減量化システムの開発により、リサイクルプラザで最終分別された使用済みプラスティックを、再商品化し利用する取り組みについて研修を受けた。これらの研修を通して学んだことを、女性部員のみでなく広く企業等へも啓発するため、環境美化マジックステッカーを作成し、クリーンアップ作戦の啓蒙に努めた。
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