私達婦人部は「そば」で有名な出石町を訪ねた。出石町は、人口約12,000人、5万8千石の城下町として栄えた町である。
道路は碁盤の目状で狭く、町内には40軒の社寺があり、町並みは落ち着いた佇まい、風情があり「但馬の小京都」と呼ばれている。歴史的な町並みを継承、守っていくため、地域に根ざした住まいづくり(景観とHOPE)計画が進められており、それにふさわしく商工会館・庁舎が建てられていた。
出石町には、城下町の佇まい、皿そばを求めて年間100万人の観光客が訪れる。町内に約46軒のそば店があり、各々の手法で”のれん”を守っている。(そば粉は殆ど輸入品である)
事務局長さんの話では、出石町では「城まつり」等年7回の大きなまつりが行われ、「観光の基本」は祭りにあるとのこと。商工会員の出番も多いが、行政・地域住民が一体になり、地域活性のため、又、観光客誘引に努めているとのこと。研修を終え外へ出てまず驚いたことに、会館横の駐車場は観光バス・マイカーで満車、ひっきりなく訪れる車を手際よく交通整理がされていた。前日の連休には、メインストリートも歩けなかったそうで想像がつく。町のボランティアガイドをされている婦人部長さんに案内して頂き、そして名物の「皿そば」を食し、出石の町を後にした。
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