町内又串地区の有志が復活させた「ゴザ織り唄音頭」を倉敷市内の舞踏家に依頼して創作。12月7日に開かれた「船穂ふるさとふれあい商工祭」会場で披露した。
「ゴザ織り唄」は明治大正期に花莚工場で、織り子たちが作業の単調さを紛らせるために歌ったもの。平成9年6月、原曲を知る小野注連夫さん(87歳)=船穂町又串=の記憶を基に、倉敷市内の民謡師範らが採譜作業などにあたり、若い人達にも親しまれるようにアレンジした「ゴザ織り唄」が復活した。
当婦人部では、この機会に「唄を活用し、町を代表する花莚業をPRして町おこしにつなげよう」と、町文化協会の新舞踊講師で日本舞踊家の岩柳静寿恵さん(63歳)=倉敷市中島=に振り付けを依頼。 さし竹にい草をさして織り込んだり、仕上げの足踏み動作などゴザ織りの作業をイメージした動きを踊りに取り入れた「ゴザ踊り音頭」を創作した。婦人部員約20人がゴザ織り唄普及のため結成された「ゴザ織り唄を唄おう会」のメンバーとテープに合わせて練習、商工会主催の商工祭り会場で発表披露をした。今後は色々なイベントや会合の機会に唄と踊りを広め、更に花莚製品のPRに役立てば、町おこしにもつながるものと部員一同張り切ってやっている。
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