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平成30年度若手後継者等育成事業「決算書の見方講習会(初級)」

 平成30年6月16日

 当事業では、事業継承者等は自社の財務状態・決算内容等を常に把握し、数値に基づいた理論的な経営をする必要があるため、決算書を見るための基本的なポイントを学ぶ2時間の講習会を開催しました。
 講習会では、決算書や貸借対照表・損益計算書とは何か、計算書のそれぞれの書類の見方のポイント、用語の解説、指標の算出方法について解説がありました。
 まず、貸借対照表のポイントとして、自己資本比率、借入金、現預金が挙げられ、資産状況の把握方法について学び、次に、損益計算書のポイントとして、売上高、売上総利益(率)、営業利益(経常利益)が挙げられ、借入時等に検討すべきキャッシュフローの構造も併せて学びました。
 さらに、上場企業の貸借対照表と損益計算書をサンプルとして例題を解き、各ポイントの数値を赤字企業や飲食業、小売業などの事例をもとに上場企業との比較検討を行い、最後に、銀行が融資を行う際の決算書の見方について、自己資本比率の見方で債務超過か否かを判断していることや原価率についても学びました。


効 果 

 実存企業を例題として出したことで、参加者が数字に対して興味を持ち、自社の決算書に置き換えて計算することができるようになりました。
 また、優良企業の指標数値等を学んだことで、経営上の目安を知ることができ、自社の弱点やその対策を知る術を学ぶことや、個人事業には自己資本比率という考え方がないことも大きな気づきもありました。

 受講した部員からはわかりやすかったという声が多く聞かれ、非常に好評な講習会となりました。
 
反省点

 反省点として、受講者数が少なかったことが挙げられるため、今後は、青年部事業として広く周知し、より多くの方に参加してもらう仕組みづくりと意識の向上を図ります。
 
 その他の事業

・ 桜が丘東西桜まつり等イベント出店7回
・ 献血活動
・ 全国統一事業“絆”感謝運動等清掃奉仕事業
・ 平成30年度 地域の課題解決経営者創出研修事業(備前ブロック)主催

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