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国内先進地視察研修
平成29年11月26日〜27日

 本事業は、備北商工会の青年部員同士の親睦を深めることと、岡山県が首都圏で行っている取り組みを学び、首都圏に多く来られるインバウンドの「コト」消費の実態を視察することによって、今後の青年部事業所の需要開拓並びに観光による地域振興策の発案を行うための一助とすることを目的とし開催した。
  1日目は、東京都港区新橋の「とっとり・おかやま新橋館」にてアンテナショップの視察と、担当職員より概要・売れ筋商品の特徴・販売までの手続・移住定住対策等の取り組みについてレクチャーを受け、質疑応答が行われた。
 首都圏の特徴として、世帯の人数が地方に比べて少なく、岡山県を代表する銘菓の大手まんぢゅうは、当初10個入で販売を行っていたが、売れ行きが伸びず、様々な試行錯誤を繰り返した結果、4個入りでの販売を始めたところ、売れ行きが好調となったケースを紹介して頂いた。
 2日目は、東京都中央区築地の「築地市場」にて視察を行った。世界最大級の卸売市場にて、インバウンドの体験型消費の需要について学んだ。場外市場では、観光客向けの商品の販売、場内市場では、業者向けの鮮魚の販売や競りの見学が行われていた。競りの見学は、インバウンドの方が参加者の8割以上を占め、築地市場では「モノ」消費・「コト」消費の実態を現地で学び、これを地元に持ち帰り、青年部事業所地区内の新たな需要開拓及び地区内の振興策を考えてもらう足がかりとした。

 効 果

 参加者の中で、とっとり・おかやま新橋館を首都圏での販路開拓の第一歩として利用していきたいという声が聞かれた。「築地市場」では、場外市場での「モノ」消費、場内市場での「コト」消費、首都圏に集中するインバウンドの実態を目の当たりにし、インバウンドを取り込むため、体験型消費を促す事業を高梁市に向けて提案していきたいと意気込む青年部員の姿も多く見られ、今後の活動に大きく期待が持てる事業となった。
 

反省点

 移動は主に地下鉄で行ったため、地下鉄の利用に慣れていない青年部員の混乱が多少見られたため、全員が同じ交通手段を利用するのではなく、一人一人に合わせた臨機応変な交通手段を利用することで、混乱を抑えられるのではないかと感じた。また、参加者がほぼ固定されているため、まだ参加したことのない部員にも、関心を持たれるような視察研修を企画していきたいと感じた。
 
 その他の事業

・ 成羽 シンボルタワー清掃
・ 成羽愛宕大花火第4景
・ 川上 マンガ絵ぶたまつり・ふるさと物産まつりバザー・冬絵ぶたイルミネーション
・ 備中 平川土曜夜市・備中ふるさとまつりバザー・イルミネーション
・ 有漢 納涼ふるさと祭・風ぐるまフェスタバザー・イルミネーション

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