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若手後継者育成事業
「スキルアップを目指したリテールマーケティング(販売士)セミナー」
平成28年4月26日 〜 7月6日(全12回)

今年度実施したリテールマーケティング(販売士)検定試験で出題される問題の中には、市場や商圏の把握、商品の在庫管理、損益計算など経営者として知っておくべき内容がふんだんに盛り込まれている。青年部員が経営者になっていくにあたり必要な知識を身に付けることや学んだ知識で各々の事業所の従業員等にフィードバックさせることを目的に本事業を開催した。

 1、2日目は「マーケティング」をテーマに4P理論や店内照明など顧客獲得のための知識を学んだ。
 3、4日目は「販売・経営管理」をテーマに接客方法のロールプレイング及び企業と消費者間の法律を総合的に学んだ。
 5、6日目は「マーチャンダイジング」をテーマとして、計画的な仕入から売上、更に分析手法など商品の取り扱いについて学んだ。
 7、8日目は「ストアオペレーション」をテーマに開店前の清掃、従業員間のミーティングなど1日の店舗運営について学んだ。
 9、10、11日目は「小売業の類型」をテーマに百貨店・スーパーマーケット・コンビニエンスストアなど時代に合わせて小売業がどう変化して来たのかを学んだ。
 最終日の12日目は、「5科目の総括」として、重要ポイントのおさらいと、また、ホームセンターの「ナフコ」と「ジュンテンドー」はどう違うのか?ドラッグストアの「ザグザグ」と「コスモス」はどう違うのか。を講師に解説して頂いた。

 最後に、グループワークとして儲かる「ホームセンター」、儲かる「ドラッグストア」にはどのような特徴があるのかをテーマに、3名毎のグループに分かれて協議し、各自発表を行った。

     
 効 果

 事業主の後継者である青年部員は、経営に関しては事業主に任せきりだという参加者がほとんどであった。今回、リテールマーケティングセミナーを開催し、経営者として最低限身につけておく必要のある知識をロールプレイングを交えながら学習したことで、途中で飽きることなくセミナーができた。また、今回得た知識を親世代である事業主や従業員にも伝え事業所で知識を共有することで事業所全体の資質向上に繋がったと考える。
 

反省点

 セミナー日程が全12日間と多く、全て受講できた青年部員8名程度と少なかった。そのため、前回受講できなかった青年部員もいたため、各回の初めに前回のおさらいを行い、受講ができなかったカリキュラムのフォローを行う必要があると感じた。また、週に1回〜2回のペースでセミナーを行ったので、次回この様なセミナーを開催する際は、研修日程に余裕を持たせ、多くの部員が参加しやすいよう配慮する必要があると感じた。
 
 その他の事業

・ 成羽 シンボルタワー清掃、成羽愛宕大花火、なりわ祭りバザー
・ 川上 みちくさ市、ふるさと物産まつりバザー、冬絵ぶたイルミネーション

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