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若手後継者等育成事業
平成27年9月29日、10月2日

 経営状況の全ては決算書に数字として明確に表わされる。しかし、経営者や次世代を担う後継者は、「難しそう」「意味が分からない」「時間がない」などと決算書に向き合うことを避け、勘や感覚で事業に携わる事例はいまだに多く見受けられる。結果的に、何が悪いかもわからないまま経営が悪化したり、会社を継いで初めて危機的状況であることを知るようになり、気付いた時には既に手の打ちようのない事態となってしまう。
 本セミナーでは、決算書初心者を対象に、自社の決算書と比較しながら、財務諸表の表す意味、数値の良し悪し、改善ポイントを分かりやすく講義した。
 経営者は自社の経営が手遅れになる前に、後継者は事業承継する前に、自社の経営状態を知り改善策が実行できる「真の経営者」になることを目的に中小企業診断士の五島宏明氏を講師に招いて実施した。

 1日目は講師の実体験を交えながら、決算書と知的資産は会社の車輪であること、そして自社が危機的状況になる前に自社の経営資源や強みといった知的資産を理解し、自社の現状を知る事が会社経営の継続に繋がるという内容であった。
 2日目はもう一つの車輪である決算書の説明を行い、決算書にはどのような書類があるのか、決算書からわかる経営の姿は何か?といった中小企業診断士の目線で見た決算書の読み方を学んだ。

     

効 果 

 今回のセミナー参加者の中には、セミナーに参加したことをきっかけに以前から検討していた家業の法人化を推し進め、法人成りを機に後継者から代表者になる青年部員の創出につながっている。また青年部員との繋がりで参加した非会員事業所が、セミナーの内容に大変感銘し商工会及び青年部に興味を持ち、新規会員事業所としての加入や青年部新入部員の加入に繋がっている。
 
反省点

 1回の講義が3時間の2日間に分けてのセミナーであったが、セミナーの内容が多かったため時間が足りず少々駆け足で消化してしまったことが反省点である。決算書の仕組みや読み方や、読み取った内容を活用してどのようにマーケティングを展開していけばよいか等を、3日間程度かけてもう少しじっくりと講義ができた方が、より参加者にとってもプラスになったのではないかと思われる。
 
 その他の事業

・ 牛窓海水浴場清掃活動
・ 献血推進活動
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・ JR邑久駅前美化活動

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