本事業により、継続的かつ定期的に経営についての勉強会を実施したことで、参加した青年部の後継者・若手経営者に今後経営する上での考え方、姿勢といったものを醸成することができた。その結果、自社の決算書を見たことがなかった者が決算書、貸借対照表、損益計算書について分析を行ったり、月次の損益を分析する者もでてきた(第3回数字について学ぶから)。
また、現状分析を行った結果、自社の既存事業のみでは今後経営が立ち行かなくなる危険性があることを認識し、経営革新計画の策定に取り組むものもでた、これはその後開催された岡山県商工会連合会主催の経営革新塾の受講につながり、経営革新計画の策定、平成25年1月末に経営革新計画承認に繋がった。
他にも、マーケティングについて学んだところ、自社のターゲットが明確になり、販売促進のチラシ作成、営業活動の実施により新たな受注に繋がった者もいた。
後継者の参加者では、現在の経営者(親族等の社長)と経営についての話し合いを行うものもでてきており、計画的な事業承継に繋がる可能性もでてきた。
勉強会参加者からは、個別の経営相談の要望も上がってきて、戦略策定等定期的な経営支援につながっている(現在も継続中)。 以上のように、ただ勉強をするだけでなく、自社の経営へのアクションとして落とし込みがある程度できたことは本事業の成果である。
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