女性部員の事業は多くが小規模事業者であり、家族経営が多い。女性部員自身が経営者、経営者の妻、経営者の母親になるので、家族の中に一人でも認知症になったり寝たきりになると事業に従事できないことが出て、支障をきたすことになる。避けて通れないことだが、女性部員自身や家族が認知症や寝たきりにならないように予防する対策は可能である。
そこで、心身ともに健康な事業経営を継続するために2日コースで健康の講義、体操、料理教室を行った。

◎事業所でできる健康膝関節体操
健康な状態から要支援・要介護に至るまで移動機能はひそかに衰えていく。少しずつ進行する移動機能の低下に気づかないふりをせず、把握することから始める。暮らしの中に運動習慣を取りいれ無理なく続けるコツを学んだ。

◎血液サラサラ料理教室
化学調味料でなく、だしの取り方や不飽和脂肪酸を多く含んでいる食物を使って簡単に作れ健康に良い料理を学んだ。ドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸など難しい名前の成分が血液をサラサラにする効果があり魚に多く含まれているので、魚も進んで摂ることを学んだ。