例年、当商工会が主催し、青年部・婦人部が中心となり運営を行っている柵原町最大のイベントで、今年で第8回目を迎えた。
見所はなんと言ってもステージでの催し物により、会場が最高潮に達したときに行われる、吉井川の水面を彩る千発の打ち上げ花火である。
青年部の花火担当者にとってはもうすっかりなれたはずの花火であったが、今年はちょっとした異変が起こっていた・・・。そう、例年打ち上げ場所となっている河川敷が昨年岡山県に大きな被害をもたらし、柵原町でも死者1名、商工業者の5分の1が水害に見舞われたあの台風10号の影響で、例年花火の打ち上げ場所となっているはずの河川敷が忽然と姿を消してしまっていたのであった。
天災により、やむなく打ち上げ場所の変更をせざるを得なくなった青年部は、花火業者と相談のうえ、例年より200m川上の堤防の中段で打ち上げたらどうかとの結論に達し、周りの民家との距離の問題から例年打ち上げている4号から3号に変更するなどの変更を強いられたが、最終的に周辺民家と地元警察・消防の許可を得ることが出来、打ち上げるタイミングや演出などに工夫を凝らし、例年に比べ遜色のない花火を打ち上げることが出来た。
長期にわたる景気の低迷にもかかわらず、祭り当日の人出は過去最高に達し、柵原町の活性化に一役買うことが出来た。
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