青年部員の仕事内容を住民の方々に知っていただくことを目的として、自社のPRパンフレットを作成することとなった。
作成にあたっては、専門業者に依頼せず、部員自らコンピューターを使い行うこととした。
しかしながら、いざパンフレットを作ろうにも、どういった内容の物を作ればいいのか皆目見当がつかない者、コンピューターに触ったことのない者など様々いて、取りあえず、パンフレットとはどういうものかということとパソコンの使い方についての勉強をすることから始めた。
まず、第1段階として、親の旅館を継ぐ前に、企業で人事、広報などを担当していた部員が、『パンフレットとはどういうものか』と題し、部員を前に講習を行った。用紙のサイズ、最低限の記載事項などなど説明は多岐にわたり、聴講した部員一同、彼の知識と才能、巧みな話術に感心しきりであった。また、作成してきた講習用の用意周到な資料内容に、事前の努力の跡がうかがわれた。
次に第2段として、指導員を講師に、コンピューターの起動方法からマウスの使い方といった基本的なこと、ワープロソフトWordの使い方を学習した。この勉強会で、コンピューターの便利さ、楽しさに触れ、コンピュータを買う決心をした部員もいたようである。
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