当商工会青年部では、今後の町商工業、観光振興に資することを目的として毎年、商工業に関する先進地視察を実施しております。
本年度は、滋賀県の研修を実施しました。
初日の研修先は滋賀県の高島町。人口7千人、青年部員23名の町です。高島町商工会では、手作りの町づくりとして、平成8年4月より運営している「たかしまアイルランド交流館びれっじ」に刺激されて、旧大構城下の面影を残す高島町で最も古い民家を平成9年4月より青年部員自らの手で改修工事を始め、困難の末「びれっじ2号館」をオープンさせました。その構成は、体験型染色、ガラス工房と飲食で、昼はうどん、夜は居酒屋を運営し、居酒屋では部員が当番で毎日二人、週1回労働奉仕しています。
改修工事から完成までの体験は、驚きのことばかりでした。また、その他に青年部活動全般について意見交換を行いました。
翌日は、長浜市の「黒壁スクエアー」を視察しました。長浜市は、人口5万8千人で昭和50年代から60年代にかけて、中心市街地が衰退、官民一体となって街づくりを推進し、黒壁のダイナミックな事業展開が相乗効果を生みだし、殆どゼロであった観光客が年間150万人も訪れるすばらしい町になりました。町内にはガラス館、ガラスショップ工房、レストラン等が並び歴史性、文化芸術性に富んだすばらしい町並みでありました。
高島町・長浜市共に、規模は異なるものの我が町への想いは同じだと思いました。
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