愛知県名古屋市内の有松商工会青年部と交流研修会を実施しました。
有松は江戸時代の商家の姿がそのまま現代に残り、慶長13年(1608)桶狭間村の分村として誕生しました。当時、貴重品だった木綿地に絞りを施して手拭いを作り、旅人に売ったのが絞りの始まりでした。徳川五代将軍・綱吉の将軍就任を祝い、絞りで馬の手綱を作り献上した頃から有松絞りの名が全国に広まり、東海道一の名産としてもてはやされ、年に一度開催される絞り祭りは多くの人でにぎわっています。街道一の美観を誇る有松の町屋は、総瓦葺き、格子、塗り篭め造り、なまこ壁、虫篭窓が特徴で、現在でも十数件が軒を連ね、建築物の数々は県と市から「文化財」の指定を受けていて、有松は名古屋市の町並み保存第一号地であり、文化財「からくり人形山車」、史跡「桶狭間古戦場」の町として知られ、国内・国外から多くの人々が訪れています。
また有松地区において、名鉄有松駅前の再開発事業を昨年度より実施しており、現在も進行中であります。そしてインターネットにも力を入れており、勉強会を定期的に開催しています。このような先進商工会青年部との交流を通じ、新しい情報・資料等の収集、部活動の在り方などを種々ご教授頂きました。
|