真備町は吉備真備ゆかりの土地と言われています。吉備真備は奈良時代に二度遣唐使として海を渡り、数々の文物を日本にもたらし、のち右大臣として奈良朝政治史に大きな名を刻みました。昭和61年、郷土の偉人を顕彰し、後世に伝えるために「まきび公園」が開園されました。それに先だって昭和60年に、第1回まきび公奉賛町民まつりが町の主催により開催されました。現在毎年8月中旬まきび公園で開催され、町民や町外からの人出で賑わいます。
町の各種団体挙げてこのまつりで、商工会女性部は当初からまつりのフィナーレを飾る盆踊りを担当しています。参加する団体は女性部の他、婦人会、愛育委員会、町内の各銀行、町職員です。女性部は選曲から各種団体への連絡、練習の実施、当日の運営等を全て行います。
恒例となった踊り(真備音頭、備中松山おどり、やとさ節、炭鉱節)に加えて、今年度は21世紀の幕開けを記念して「花の21世紀」という曲に取り組んでみることにしました。最初曲を知っている人はほとんどいなかったのですが、聞いてみると明るく親しみやすく、21世紀にふさわしい曲でした。初めての振り付けで覚えるのが大変でしたが、参加者は真剣に取り組み、当日までに何とかマスターしました。
まつり当日は大勢の飛び入り参加者も加わって、大きな2重の踊りの輪が広がり、新世紀の幕開けにふさわしい華やかなフィナーレとなりました。
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