 女性部事業として毎年取り組んでいる「花いっぱい運動」の充実、新たな地域振興事業の立案及び現在の地域振興事業の充実、鴨方歴史公園「かもがた町家公園」の普及・ＰＲについて女性部としての提言等を目的に、先進地視察を計画した。視察先は、全国的にも活発な地域振興事業を展開し、ハーブワールド等花に関する施設があり、また、民芸村等地域分化の伝承館を有する大分県湯布院町に決定した。
@「花いっぱい」運動について
現在、鴨方町のイメージアップ・町民の方に安らぎを与えることを目的に、鴨方駅構内・公共施設等へ季節ごとに「花」を植えているが、植える「花」の選考に苦慮している。そのため今回は、湯布院ハーブワールドの視察・湯布院町商工会「花いっぱい運動」の事例説明・意見交換を中心に研修を行った。湯布院ハーブワールドでは、ハーブを中心に色とりどりの花が四季を通して咲いており、花の選考等まではできなかったが、色を交えての植えつけには参考とするものがあった。また、商工会での意見交換では、商店街を中心とした緑化対策の一環として「人と花のふれあい」をテーマとして活動されている事例を研修し、当女性部でも特色のある花の選考・植え付けの方法が必要であると認識した。
A湯布院町商工会事例研修について
湯布院町はどこにでも小さな温泉街だが、この町が全国的に有名なのは、町の活性化のため、積極的に地域振興事業に取り組んでいることにある。中でも、「牛一頭牧場運動」・「牛食い絶叫大会」・「牛食いサミット」については、地場産業である牧畜の振興を目的とし、それを観光振興事業にまで発展したもので効果をあげている。また、「辻馬車運行」・「湯布院映画祭」・「ゆふいん音楽祭」・「ＳＰＡ健康マラソン」等観光・分化・健康等の各種イベントを開催し、非常に効果的に地域振興を行っている。当女性部としても、今後、行政・町民が一体となった効果的な地域振興策を検討し、各方面・関係諸機関に提言が必要であると感じた。
B湯布院民芸村について
鴨方町が平成10年に開園した歴史公園「かもがた町家公園」を如何に町の代表的な施設としてＰＲしていくか、展示物等の内容の充実をどのようにすべきかを提言できるよう湯布院民芸村の視察研修を行った。現在、「町家公園」では、分化財と公園の2つの要素を兼ねているため、それらをさらに充実すれば、相乗効果となり、湯布院ハーブガーデンと湯布院民芸館を合わせたスケールで展開できるものと思われた。
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