〒714-1202 小田郡矢掛町小林163-2 TEL(0866)82-0559 |
富山県八尾町視察研修について | 平成11年9月1日〜3日 |
矢掛町は、参勤交代が行われていた時代、宿場町として栄え、産業・交通・文化の中心地として発達した。全国唯一の本陣、脇本陣を取り巻く町並みも幕末から明治にかけて建てられ、今も、白壁・鬼瓦・虫籠窓・なまこ壁などが矢掛の街並みを美しくかもし出している。 しかし、その街並みも時代とともに老朽化し、また、時代の不景気のあおりもあって、空き店舗も目立つようになってきており、少しずつ矢掛の街並みも変化してきている。 矢掛町と同じように昔ながらの面影を残す街並みが、富山県の八尾町にある。300年余りの歴史を持ち、格子戸の旅籠宿、土蔵、造り酒屋など、今現在も情緒豊かで、気品高く建ち並んでおり、さらに、9月1日、2日、3日の3日間、街並みに明かりがともる頃になると、どこからともなく三味線や太鼓の音が鳴り響き、全国からの観光客を魅了するほどの賑わいを見せる。 今回、矢掛の街並み保存、また商店街の活性化、観光PRも含めて、何かヒントになるものはないかとこの全国的にも有名な町八尾町を訪れることとした。 |
効 果 |
@街並みの景観のすばらしさ。特に外観がすべて統一されており、時代錯誤におちいるほど、街並みにこだわりを感じさせる。 A観光客に対する気配り。店の前には常に長椅子が用意されており、住民のやさしさを感じさせる。 B伝統に対する熱意。「おわら風の盆」町民一人一人が、町中を練り歩き、洗練された踊る姿は、伝統に対する意気込みを感じさせた。 |
反 省 点 |
@街並みの景観の統一性。個々で街並みについて考えるのではなく、街並み全体で、考えるべきではないか。 A大名行列を単なる祭りとして位置付けるのではなく、伝統の一部としてとらえてはどうか。 B一元の客とは思わず、何度でも足を運んでもらうような、街づくり、町民の姿勢が大切なのではないか。 |
その他の事業 | |
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