「寝たきりや痴呆で介護が必要になったらどうしよう」誰もがこんな不安を持っています。今現在介護されている人、これから介護する人とそれぞれです。この講演より少しでも心に受け止め、聞いてよかった、ああもすればよいのか、これはまちがいだたのか、これからはこうすればよいのか、と反省しながらこれからスタートする介護保険制度に先駆けて開催しました。
当日は老若男女問わず大勢の方に参加していただき、関心の深さにびっくりしました。介護する人の心得、介護される人の心得にもルールに似た原則が有り、介護を必要とする人が「何ができて何が出来ないのか」をよく知り、本当に出来ないことだけを手助けし、自立を助ける介護を心がけて「してあげる」から「共に支え合う」気持ちになり、自分もいずれは介護を受ける身であることを忘れないように、相手の気持ちになってお世話することが大切だと話され、当然のことではないかと納得し、介護される人も感謝の気持ちを言葉に表し、自分が介護される側となったとき、どうしてもらいたいか普段から話し合いをし、コミュニケーションをとっておくのもよいと話され二度納得しました。先生の実践にもとづいた、身振り、手振り、そして笑いの絶えない有意義な講演でした。
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