婦人部恒例の新春経営セミナー&新年会を、町内の宴会場で開催しました。今回のテーマは、〜暮らしを包む〜「過剰包装とふろしき」で、講師には、ふろしき研究会代表でコピーライターの森田知都子先生をお招きして行いました。
先生からは、まず、ふろしきの歴史・素材・サイズ・色・柄などについて説明があり、次にふろしきの主な機能のうち、@収納A運搬B贈る、を現代の道具と比較されました。収納面でいうと、容量や形状が限定され、場所の確保が必要で廃棄時に問題があるプラスチック製カラーボックスなどに較べ、ふろしきは包むものの量、大きさ形に自由に対応でき、場所をとらない、再利用できるうえ、収納の必要がなくなった時、畳んで仕舞っておけることができます。また運搬面からは、焼却時に有害物質を出すポリレジ袋等に較べ、使い捨てずに何度も使え、壊れにくい特徴があります。さらに贈るという点からも、テープやひも類を必要としないうえ、ふろしきの色柄、文様を通して贈る相手に折々の季節感やいろいろな無言のメッセージまで伝えてくれるのです。
わたしたちは、このような優れものである「ふろしき」、日本の伝統文化をすっかり忘れ、安易な便利さばかりを追い求めすぎていました。地球環境を少しでも守るためにも、もっとふろしきを活用しようと思いました。
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