今回は、商店街活性化に向けた取組みで、マスコミ等で話題の多い津山市の商店街を視察した。津山商工会議所のお世話で、大規模な再開発ビル「アルネ津山」と、9月にオープンしたばかりの小さな規模の「バール横丁」をたずねた。
まずは、ユニークな取組みとして、新聞などで取り上げられる、バール横丁をたずねる。津山市元町三丁目の一角にあった造り酒屋の移転に伴い、各分野の知恵者が集まり空き店舗対策として、実現したもの。150年の歴史を持つ木造のどっしりとした建物を生かし、ほとんど資本をかけずにスタート。指針は、日本の古い民家を使って世界の最先端を売ること=“ハンドクラフト・今昔”。あくまでも手作りにこだわり、イタリアのゆったりとしたバール文化を習って、バール横丁と名づけられたとの事。一軒の造り酒屋が、3階建てのアンティークなレストラン「マルコポーロ」と、13件のショップとなり、独特の空間をなす。13件のショップは、フリーな主婦など商売は未経験な人たちが、家賃1〜3万程度で1区画を借り自由な発想で経営する。
一方、アルネ津山は、市内にある13商店街の1つをすべてビルにし、天満屋を核として専門店、図書館、文化ホールを備えた、市街地再開発ビル。全国初のテナントミックス型の再開発ビルとして注目をあつめてる。
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