平成9年11月16日(日)、新庄村ふれあいセンターにおいて、服飾研究家の市田ひろみさんをお迎えして、平成9年度真庭郡商工会婦人部合同講演会を実施した。
午後2時、司会者より開会が告げられ、新庄村商工会婦人部・大月部長の挨拶の後、講師の紹介、続いて講演に移った。講師の市田ひろみ氏は「”のれん”を守って生きてきた京の底力」のテーマに基づいて話された。
講師は、善意の第三者が引いてくれたレールの上を、その人を裏切らないように努力し、また誰かがその努力を見ていてくれると信じて頑張ってきた人生だったと話され、「泣いたら負け。泣く暇があったら見返してやれ!勉強しなさい!」「辛い時ほど”いいことない”と笑っていなさい。」と明治生まれの厳しい両親に励まされ、いじめた人がいたから勉強できた、いじめた人も味方してくれた人もいたから今の私がいると、敵さえも味方にした生き方を経験談を基に話された。迷うことはあっても、いつも全力投球で生きることに怠惰であってはならない。出会いの輪が人生を導き、何事も勉強と努力が必要であると勇気づけてくれた約1時間30分の講演であった。
最後に、美甘商工会婦人部・金光部長の閉会の挨拶があり、午後3時40分に全ての行事を終了した。
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