瀬戸内市商工会青年部では、瀬戸内市商工会と共催で「経営革新塾2014」を開催しました。
これまで青年部事業はイベント活動や奉仕活動が主でしたが、経営環境が激変する中、若き経営の担い手として今後も経営発展を続け、その波及効果で地域経済を活性化していこうと、経営革新計画の策定を目標に塾を開講しました。
受講者は広く会員事業者から募集しましたが、9割が青年部員となり、部員の意識の高さを感じることが出来ました。
講師は県内外の商工会で数々の実績を上げられている(株)タイムの片岡巧男先生。塾開講前に全ての参加事業所を直接訪問し、経営状況や事務所・お店の様子、社長の考え方などをチェック。会社の問題点や進むべき方向性を現場で検証し、より実効性のある計画づくりを進めていただきました。
講義は4日間コースで「経営革新とは」「Wants商品とは」といった基本的な話に始まり、全国各地の先進事例や経営者として持つべき考え方、経営革新計画の策定手法について、順を追って体系的にかつ情熱的に講義をいただきました。
講義を進めながら各事業所の経営革新計画の検討を進め、最終回では全ての参加事業者が自ら経営革新計画の概要を発表。経営革新計画承認に向けた意気込みと、今後の事業発展の決意を力強く宣言し、塾は閉講しました。
これまで自社の経営に正面から向き合うことがなかった部員が、決算の数字や置かれている状況を知り、将来のあるべき姿を自ら考えたことは大変意義深い。中にはすぐさまアメリカや九州へ現地視察に動いた部員もおり、経営革新塾を通じて「経営者」としての責任に気付くことが出来た。
塾生のほとんどが青年部員であったが、より多くの部員に参加してもらい、部全体として意識革新を進めることが出来ればよかった。
また、今回の塾を踏まえて実際に経営革新計画の承認を得て、それを実行していくことが最も大切なことである。指導員と部員がタッグを組み、1件でも多くの成功事例を生み出したい。