青年部員等の若手経営者及び事業後継者に対して、事業継続に関する危機管理や事業承継及び事業再生についての知識を習得することを目的とした講習会を開催した。
第一回 被災経営者が語る震災で学んだ究極のゼロベース
・私にとっての人生の転機、阪神淡路大震災で学んだこと
・覚悟を決める。そのための心構え
第二回 危機意識の高さが事業を救う
・危機意識がなければ、本気で取り組めない
・商工会地域における今後の経済動向
第三回 若手後継者に伝えたい 事業承継の本質とは
・継ぐ覚悟、継がせる覚悟はできたのか
・経営革新,知的資産経営報告書,事業継続計画
・各自発表及び講評及び決意表明
事業継続に関する様々な知識を学ぶ過程において、自社の既存事業の見直しを行う良い機会になった。決算書を含む自社データに目を通し、簡易分析等を実施したことにより、自社にとって重要な顧客又は今後伸ばしていく事業等について、気づきを得た参加者も多かった。
BCPについては、単なる防災計画ではなく、事業を継続するうえでの重要性が理解でき、セミナー終了後日に直接講師の事務所を訪問し、指導を仰ぐ参加者も出た。
セミナーが終了し、時間の経過に伴って学んだ内容が徐々に薄れ、自身の事業について考える機会が少なくなっている。
定例会等で定期的なフォローアップを行い、継続して個別支援に繋げることが必要。