国内の農業の強化が図られている中で、青年部員でも第二創業の手段として農産物の生産加工販売に興味を示している事から、６次化産業とはどのようなものか、またどうしたらいいのかを学んでもらう事を目的として開催しました。
全三回に分けて開催した本セミナーは前半に二回を多くの食品加工の支援を手掛けた㈱キースタッフの鳥巣研二氏を招き、鳥巣氏が手掛けた全国各地の特産品を使用した加工食品の試食を行いつつ、どのように加工して製品に売り出していくか等、基本的な知識を中心にセミナーを開催しました。
三回目では実際に６次化の認定を受けた事業者の事例紹介として、㈱クニファームの国友正明氏を招き、事業を行う場合の心構えや心境などを語って頂きました。６次化の認定には良かった点や、取り組んでいる途中で苦労した点等を紹介していただき、参加者への６次化への取組に対する意欲の増進を図りました。
セミナー自体は聞くだけでなく参加者は積極的にセミナーに絡んでいく事にも重点をおいており、参加者の商品のPRや検討している事業等を話す事や、試食等を通じて参加者同士のコミュニケーションをとることで、連携を深めて行く事も含めたセミナーとなりました
6次化には興味を以前から興味を持っていたが、きっかけが無くて取り組み方法が分からない方が多かったが、本セミナーを開催することによって、参加者が検討している事業、6次化に対してやってみようと思う意識の変化等が見られるようになった。
参加者の中には第二創業として地域6次化を目指している参加者等も出てきており、一定のきっかけとして効果を出すことが出来た。
本セミナーは最近注目されている6次化産業というものに着眼点をおいて開催したが、青年部員の中で強く興味を持って参加した方や、あまり興味をもってもらえない方がいたりと、二極化したイメージを感じた。
様々な業種の集まりであるので、全員が興味を持つというのは難しいが、一人でも多くの部員に興味を示してもらい、今後も開催していくセミナーにも参加できるような状況を作り上げる必要がある。
