３つのテーマを設け、それぞれについて集団での講習会を行った。 第１回は「売れるモノづくりとデザインの必要性」というテーマの下、㈲アジルスイート代表取締役 藤井賢吾氏を講師に招き開催した。４部構成で、顧客へ商品の良さを伝えるために必要なことや、会社の表の強みと真の強み・弱み、ホームページのデザインのコツ、ネット市場での強みの見つけ方等を学んだ。
第２回・第３回では㈲オフィス・マッケンジーの児玉健治氏を講師に招いた。 第２回では「マーケティングってなんだ！？売れるしくみを知ろう！」というテーマで、主に「営業」のポイントと、営業的な立ち位置から考えるマーケティングの概念についての話、また、ナレッジマネジメントによる提案営業支援についての説明があった。
その後、自社の顧客候補を「見える化」するために、例題を用いて、ニーズを顕在化するというグループディスカッションを行った。
第３回では「経営革新にチャレンジしよう！」というテーマで、「経営革新」とはどういったものかという説明の後、参加者がまず「幸せになるために必要なもの」をリストアップし、それを「会社の幸せ・店の幸せ」に置き換えることで、それぞれ自社の経営革新への第一歩を見出した。
その後、架空の企業の例を題材に、「会社の問題点」「会社の強み」「成長戦略」などをグループに分かれてディスカッションし、まとめた意見を発表した。
３回の講習会を通じて、消費者が今、何を求めているのかを知り、自社の現状を正確に把握した上で「経営革新」についての理解を深め、今後の「経営革新」承認に向けての知識を習得することができた。
また、いずれの講習会においても、実際に用紙へ記入する作業や例題を用いたグループディスカッションを行う時間が設けられており、参加者同士で意見を交換することで内容を直感的に理解することができた。
セミナーの開催日数について、昨年までと同様3日間構成での実施としたが、今年度は同時期に津山ブロック商工会青年部合同事業としてのセミナーや、美作ブロック商工会青年部での交流研修会・勉強会等セミナーを多数開催しており、参加者が集まりにくいという意見があった。
平成２６年度は他の事業との兼ね合いを考慮し、セミナーの開催時期や日数等を考慮し、青年部員が参加しやすい条件でセミナーを開催する必要がある。
