岡山南商工会では平成25年度、全国展開支援事業の補助金を受け、７つの特産品を開発した。そのうちのひとつが女性部発案のパスタとピザを組み合わせた、その名も「シーフードぱすぴ〜」である。
商工会管轄地区である岡山市南区の新鮮野菜と、海に面した玉野市で水揚げされた新鮮な魚介類を用いた特産品を考えていくうち、人気のイタリアンメニューをアレンジすることに思い至った。
千両ナス、トマト、ピーマン、ハリイカ、ガラエビなどを使い、本事業に関わった多くの方々の協力で、「シーフードぱすぴ〜」が誕生した。
ピザ生地は一度揚げた後に具材をのせて焼くことで、野菜の水分を吸って風味を損なわないように工夫。もちもちとした食感を味わえる。
ピザ生地にパスタをのせるという発想は、岡山県民が日頃食しているモダン焼きがヒントになった。生地と麺類を組み合わせることで「１度で２度おいしい」「見て楽しく食べて楽しい」ことも目指した。
さらに、「女性部らしく可愛らしさを意識した」という視点は見た目の色鮮やかさや、パッケージにも表れている。
平成26年10，11月頃には地元のイベントなどでデビューする予定。まずは地元の方に知ってもらうことから始め、地域の特産品に育てていきたい。
平成26年度は女性部の全体の事業ととらえ、女性部員が「シーフードぱすぴー」販売の応援体制を取って、各地区のイベント等で実演販売を行っていくこととなった。
この事業がきっかけとなり、女性部員の融和が図られ、同じベクトルに沿った事業展開を行っていき、女性部活動をさらに活性化していきたい。
特産品の販売については、現時点での冷凍販売は難しいため、今できることから始めていくことになった。
平成25年度は、女性部員がイメージしている商品の具体的な試作品が完成した。次年度は、販売方法及び販路開拓を具体的に検討していきたい。
