備中西商工会青年部は設立6年目を迎え芳井町・美星町・矢掛町の3地域、井原市・矢掛町の2行政区で活動をしている。
「河川横断こいのぼり事業」は芳井地区およびその近隣地区において子供の成長などにともない家庭で不要になったこいのぼりを 行政の広報誌や地域のケーブルテレビなど媒体を使って募集を行い、町内の建設業者に協力を受け旧芳井商工会館前の小田川の両岸に 鉄製の足場を設置しワイヤーロープを張り渡し約100尾のこいのぼりを河川を横断して設置する。
この事業は昭和62年から平成16年までの18年間、春の交通安全県民運推進活動の一環として旧芳井町が行っていた。
その後、備中西商工会青年部が事業を引き継ぎ、現在では地域活性化のシンボルとして芳井地区の住民はもとより小田川沿いを走る国道313号線を 行き交う人々から広く愛される春の風物詩となっている。
また、今年度はラジオ等でのPRによりゴールデンウィーク中を含め休日には多くの家族連れらで賑わった。
なお、本年度は東日本大震災の被災地へ向けた復興のメッセージをこめた垂幕を設置し、青年部有志による被災地への救援物資の搬入を行った。
「河川横断こいのぼり事業」は地域活性化のシンボルとして芳井地区の住民はもとより小田川沿いを走る国道313号線を行き交う人々から広く愛される春の風物詩となっている。
このことは、近隣住民への交通安全の啓発、井原市の芳井エリアおよび備中西商工会青年部の活動周知につながっている。
今後は、こいのぼり事業を通じて町内外への地域のPRや近隣住民のまちづくりへの協働などを訴える必要がある。
来年度は交通安全や地域振興イベントなどの告知の垂幕を同時に設置する予定。