若手後継者等育成事業として、『さらに会社を伸ばすために～第二創業を考える～』と題し、事業を自分の夢につくり変え、新たな展開に夢と活力が湧く、事業アイデア・企画方法を学ぶ為、すぐに活用できる実務セミナーとして３回実施した。
第１回では、会社再生のためには何が必要か。経営革新計画の承認を受けると有利に資金調達が可能になる。しかし、融資だけを目的にした経営革新は成功しない。経営者として必要な考え方・心構えとして、儲かる会社になるための「方針」「戦略」「戦術」を考える必要がある。「自分はこうなりたい」という目標を強く持つことが大切である。
第２回では、自分の会社を「数字」で知る。売上が下がっても上がっても粗利益の額と率が問題である。売上の中身を知ることが重要。自社の売上トップ商品を数字で知らない経営者が多い。売上一番の商品を発見し、一番商品のお客さんを調べる。売上を上げるコツは、売れている・売れていないを明確にし、売れているものをさらに伸ばすことを考えることが重要。
第３回では、経営者に欠かせない資質とは、次の４点である。 ①社員の事を最優先に考えられること。②「夢」を描く事ができること。③常に「変化対応」できること。④「数字」に強いこと。
行動を起こすには「目標」がなければならない。「目標」を決め、達成する為の「計画」を立てる。１０年後をイメージし逆算して目標値を作らなければならない。
厳しい競争市場で生き残るためには事業の多角化や新しい分野へ進出するなど、強い成長企業になるための事業アイデア・企画方法を学んだことで、「第二創業・経営革新」の重要性を理解した。
そして、新たな技術や人材、取引先、信用などの経営資源を有効的に活用することにより、新たな視点で事業を見直し、その先長期にわたる収益基盤をどこに置くかを考察するうえで、「第二創業・経営革新」に着手していく動機づけになった。
開催日程の調整が困難だった。また、３回とも同一場所で開催したため、参加者に負担をかけることになった。
