「どろりんピックｉｎ芳井」は地域振興事業の一環として備中西商工会青年部 芳井支部（旧芳井商工会青年部）が企画し平成15年より実施したイベント。隔年で実施し、昨年は開催地確保の問題で延期となったが本年で開催4回目を迎える。イベントの企画運営は備中西商工会青年部芳井支部の部員13名が中心となって、他の支部の部員や運営ボランティアの協力を受けながら行った。
本年度の開催日は平成22年7月11日（日）、開催場所は井原市芳井町内の冨士ベークライト芳井工場東側の休耕田と駐車場で実施した。また、井原市地域活性化イベントに認定され、助成金などの補助を受けた。競技参加者の募集対象は小学校4年生から50歳代までの男女、競技種目は代掻きを行った田んぼの中でバレーボールを行う「どろんこバレーボール」や「どろんこ綱引き」、「どろんこフラッグス」を実施し、岡山県内外から約200名の選手の参加があった。
また、会場内では地域の団体による模擬店の出店や、子供向けのイベントとして宝探しゲームなども実施した。当日は選手の他にも大勢の観客や写真愛好家で賑わいを見せていた。なお、大会終了後には写真コンテストを行い50点以上の応募作品を井原市役所の展示スペースへの展示や備中西商工会ホームページでの公開を行い継続的なPR活動を行った。
「どろりんピックｉｎ芳井」は地域活性化イベントとして井原地区の住民はもとより地区外の人々からも広く愛される夏の風物詩となっている。
このイベントを通じて地域のPR、参加者同士の交流、豊かな自然や地域住民とのふれあい通じて中山間地域の活性化への効果が期待できる。
このことは、井原市の芳井エリアのPRおよび備中西商工会青年部の活動周知につながっている。
本年度は開催地の規模の関係で参加申込を全て受け入れることが出来なかった。
今後は、開催地である休耕田の確保や、事業を通じて町内外への地域のPRや近隣住民のまちづくりへの協働などを訴える必要がある。
