岡山西商工会女性部では、地域のコミュニティを支える団体としての役割を担うことを目的として、若手後継者等育成事業（ホームヘルパー２級、介護福祉のレクリエーション支援技術の研修事業）に取り組んできました。その後地域住民等より、これらの研修で学んだ技術を活かした福祉活動を地域で実施して欲しいとの要望がありました。
そこで、平成２２年度において、女性部員が地域の施設を訪問し、レクリエーション技術を活用した福祉活動を行いました。研修とは違い現場の施設で福祉活動を行うことには非常に厳しさを感じました。 この経験を基に今後も地域の施設で福祉活動を継続していきたいと考えております。
ホームヘルパー2級の知識を活かした福祉活動としては、障害者の入浴前後の脱着及びシャンプー後のヘアードライ援助を行いました。左片麻痺の方の服の脱着に一生懸命援助しました。施設の方の介護側の難しさを知りました。
しかし訪れた施設の方々に温かく迎えられ、初めは見ず知らずであった施設の高齢者とも、女性の柔軟な適応性から次第に人間的にも打ち解け、心を通わせる大変貴重な機会と体験を得ることができました。
レクリエーション福祉活動によって、施設の高齢者に生きがいや喜びなど多くのものをもたらすことができました。また、施設の方とも行動をともにし、地域を支えるために女性部はどのような活動をすべきかと有意義な意見交換もできました。
以上のことから女性部は、地域のコミュニティを支える団体としての役割を担うことができた大変有意義な活動であったと自負しております。
今年度実施した福祉活動が高齢者に元気を与え、地域全体も活発化することを認識しました。
しかし女性部員の時間にも限りがあり継続した福祉活動の実施は困難です。
今後はこれら技術を地域住民にも伝え地域全体で福祉活動を展開していきたいと考えています。
