当商工会青年部・女性部では、平成１８年より共同で地域環境保全と環境経営の一環として、『MAIENZA』を活用したエコ活動に取り組んでいます。
『MAIENZA』とは、えひめ産業振興財団の曽我部氏が、平成１１年に自力で開発された“誰でも簡単に出来る水質浄化の方法”です。
今回曽我部氏のお話を通して少し大げさかもしれませんが、環境の２１世紀と言われているこの時代を循環型社会に近づけるにはまさにこうした個々の身近な活動が大切であり、環境経営にもいろいろな定義があると思いますが、一言でいうと規制があるからというだけじゃなくて、自主的にこうした取組みを行っていくことが本当の意味での環境経営だと確信しました。
またセミナー開催に先駆け、昨年度はMAIENZAの活動先進地である三重県を視察し、取組みについての情報交換を行ったほか、さらに地域の活動リーダーとして一層のスキルアップを目指すため、開発者の曽我部さんを商工会にお招きし、直接お話しを聞く場も設け、青年・女性部員内で、環境経営についての認識を深めました。
地球温暖化防止をはじめとする環境保全が重要視される昨今、次の世代を担う我々部員が「環境」に対して真剣に取組むことは、環境保全という直接的な意味合いを持つことのほか、自社の環境経営に対する対外的なＰＲ効果、及びコスト削減を図ることができ、今回実施したセミナーは、結果的に企業イメージの向上につながる一助となったのではないでしょうか。
環境問題は一部地域の問題から地球環境全体への問題へと波及しかねません。今回青年部・女性部内だけの呼びかけに留まらず、瀬戸内市民全体に向けてセミナーを周知することで、各個人から企業規模、また自治体ぐるみで活動を推進していくといった大きな意味があったと思います。セミナー終了後には、市民全体に啓発チラシを配布するなど、連日商工会へも問合せが殺到し、これからの活動にも繋がり大変意義のあるセミナーでした。
今回若手後継者等育成事業の中での開催であったにも関わらず、全体の参加者(延べ128名)からすると、青年部・女性部関係者の参加割合が半数に満たなかったので、開催日程の調整等も含め課題が残った。
