毎年恒例となっている青年部の県外視察研修ですが、昨年度は、名古屋へ県外視察研修を行いました。名古屋の企業視察で「トヨタ自動車(株)」を視察し世界のトヨタの最新テクノロジー・サービス・人等、いかにして日本を代表する先進企業へと変革してきたかを視察し、自社経営のアイディア等に活用する為視察を行いました。
平成２１年度は、古くから「天下の台所」としてわが国の経済を牽引してきた大阪で活躍した企業家を学ぶことを主眼に置き、「大阪企業家ミュージアム」では、明治以降の３つの時代の近代産業都市の誕生、大衆社会の形成、豊かな時代の形成を企業家たちが、社会・経済の発展にいかに重要な役割を果たしてきたかを学びました。また、「インスタントラーメン発明記念館」では、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明し、世界初のカップめん「カップヌードル」を発明した日清食品㈱の創業者である安藤百福の独創的発想と情熱を若手経営者・後継者である青年部員が学ぶことで自社経営のヒントとすることが出来た。そして、今回の視察が青年部員相互の異業種交流やネットワーク形成のため親睦を深めることが出来た。
「大阪企業家ミュージアム」では、チャレンジ精神にあふれた個性豊かな企業家たちを生み出してきたまちの先人たちの活躍から学び、高い志をもつことが出来た。また、「インスタントラーメン発明記念館」では、発明者の安藤百福が、池田市の自宅裏庭に建てた小さな小屋で、ありふれた道具を使って研究を重ね、チキンラーメンを生み出し新しい食文化となった歴史を通じて、発明・発見の大切さを学ぶことが出来た。
青年部全体会議をとおして企画立案の協議を行って視察を行ってきたが、参加者はほとんど変わりない。ただし、初めて参加した部員に感想を聞くと次回も参加したいとのことから、来年度は、少しでも参加したことがない部員へ参加を促すようにしたい。
