平成18年度より瀬戸内市商工会青年部は女性部と合同で「MAIENZA(マイエンザ)※」を活用した環境保全事業に取り組んでいる。 環境問題は地域全体を巻き込めばより高い効果が期待できるが、これまで自己流な取り組みを行ってきたため、思ったほどの広がりを見せていなかった。 そこで、すでに地域住民とともに「MAIENZA」事業に取り組んでいる三重県の伊賀市商工会青年部を訪れ、その具体的な取り組みや効果について研修を受けた。
伊賀市商工会青年部では、「MAIENZA」使用による環境改善効果を具体的に測定するため、市内にモデル地区を定めて継続的に調査。実際に家庭内での悪臭除去や水路の水質改善といった効果が認められていた。またモデル事業終了後は、地域住民が自発的に「ＭＡＩＥＮＺＡ」を作成・使用するなど、地域にもその活動が根付いていた。
さらに、「MAIENZA」の作成・使用方法や効果を分かりやすくイラストで描いたチラシを配布したり、小学校で出張講座を行うなど、地域とともに活動を行っている姿勢が印象的であった。
※「MAIENZA」とは、Microorganism Active Impact Enzyme(微生物活性酵素)の略で、ベースとなる「えひめAI-2」を開発したえひめ産業振興財団中小企業振興部長の曽我部義明さんの許可を得て使用している名称です。
これまで曖昧だった基本的な知識を習得することが出来た。
具体的な活動事例やPR方法を知ることが出来た。
遠方の商工会青年部と繋がりを持つことにより、情報を共有し、幅広い活動が期待できる。
実際にモデル地区を見学したり、地域住民の声を聞きたかったが、時間の都合上実現しなかった。
