岡山北商工会青年部では平成20年度若手後継者等育成事業として、若手商・工・農業者による事業連携(新産業創造)のための研究会を開催した。 この研究会では、青年部員・地域の若手農業後継者を対象に、今後事業を継続して発展していくため、事業について最も重要な「売る・儲ける」ことについての講習会を開催し、その後、農商工連携の取り組み事例や農商工連携事業の基礎的な学習、実際に農商工連携事業を行っている事業者から、どのように実践してきたか、などの講義を受けた。
また、東京視察研修では、全国商工会連合会において、むらからまちから館の概要、特産品の内容についてや、セールスレップの概要等活用方法についての講義を受け、続いてむらからまちから館、銀座わした等の各県アンテナショップ、各百貨店食料品売り場等の視察を行った。
地域内の若手農業後継者とともに受講することにより、青年部員と若手農業後継者との交流を深め、農商工連携を実施しやすい環境を作ることができた。また、各講習会を受講することにより、農商工連携の基礎知識の習得や、 今後の経営目標、経営理念について学習し、青年部員、若手農業後継者ともに、経営者としての資質の向上を図ることができた。
今回の研究会では、講義を受けることにより、農商工連携の可能性や連携事業に向けてのヒントについて学習することはできたが、農商工連携事業について具体的な動きが出なかった。
