当商工会地域には、一級河川である小田川と支流となる宇戸川と星田川が流れている。この川にはホタルが数多く生息しているが、 近年、ゴミの投げ捨て等環境汚染が悪化しており、ホタルの生息にも悪影響を及ぼしている現状である。そこで、環境学習や清掃活動・ホタルの保護活動をとおして、地域住民のきずなを深め美しい地域づくりの推進を行った。
まず、5月から実行委員会を実施し、6月には井原市芳井町・美星町及び小田郡矢掛町のそれぞれの河川についてホタルの生息調査を実施。 9月には矢掛町出前講座により「宇内ほたるを守り育てる会」にお願いしホタルの保護活動についての学習会を開催した。 11月にはホタルの生息地における清掃活動及びホタル保護のための看板を作成し設置した。
清掃活動については、部員の子供達にも積極的に呼びかけての親子参加、また、「宇内ほたるを守り育てる会」と連携し実施した。
事業のPRとして、地元ケーブルテレビ、会報等で行った。
当商工会地域(芳井町・美星町・矢掛町)で、ホタルの生息地における清掃活動を実施したことにより、環境に対する関心と地域への帰属意識を高めることができた。 また、親子参加や地域団体と活動することによって、非常に有意義な交流ができた。
事業の取組を地元ケーブルテレビ、「商工会だより」を利用したので、ホタルの生息地、環境保護意識が高まった。
今後は、地域が一体となって環境問題を提唱していけるような地域住民のきずなを深めていけるように、事業をより多くの人に周知する必要がある。