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定住者の声

商工会を取り巻く地域で定住促進の活動が広がっています!

県内の商工会エリアで取組んでいる定住促進事業の事例を一部ご紹介します。

case.1 赤磐市 赤磐商工会 週末から定住へ。NPO法人で活躍中の澤 健(さわ けん)さん

 所属していた大阪のコーラスグループが、空気と水のきれいなところを求めて赤磐市桜が丘地区に練習場を共有で建設。ほぼ毎週末練習のため、桜が丘地区に来るという週末移住を行っていた澤さん。その後、ますます桜が丘地区が気に入り、定住。ここを選んだ理由は、大阪からの交通の利便性と、岡山の都市文化圏であること、上下水道・都市ガスなどの一定の都市インフラがあったことです。

 現在は、NPO法人を立ち上げ、デイサービスと会員制子育て支援センターを併設する「たけのこの家」を運営し、世代間交流コミュニティを作って子育て支援を行っています。

 また、もっと赤磐に人を呼ぼうと赤磐人材誘致勉強会を地元商工会のメンバーなどと立ち上げ、1年間勉強した後、人材誘致の提言を赤磐市長に行いました。これを契機に赤磐市とダイワハウスが協働して「岡山県主催:おかやま交流・定住フェア2010」にも参加しました。

case.2 赤磐市 赤磐商工会 事業の経験を活かし、ボランティアとして地域貢献。田舎暮らしを楽しむ島本さん。

 フリーで広告の企画やコピーを手掛ける傍ら、国文際“あかいわアートラリー”にボランティアとして参加、実行委員の一人としてパンフレットの作成を担当。田舎暮らしに関心はあったものの、当時まさか岡山に来るとは思っていなかったそうです。

 「赤磐市」はこんなに良い所なのに、PRができていないのでは…と残念そうにおっしゃる島本さん。引越しの当日、「困ったことがあったら、何でも言って〜」と言う隣家の方の温かい一言に救われたそうです。

 現在は、事業が忙しかった頃にはできなかった日曜大工を楽しむ毎日。住居の周りの庭や敷石、生垣、池、倉庫、藤棚などすべてご自身の手づくり。

 移住して2年半。「田舎は絶対イヤ!」といっておられた奥さんも、今では馴れた手つきで家庭菜園での野菜作り…。無農薬で育てた新鮮な野菜を息子達や、親戚・知人に送り届けるなど、ご夫婦で今の暮らしを楽しんでおられます。

case.3 岡山市 岡山北商工会 岡山北商工会女性部による、地域のおかみさん活動「定住コンシェルジュ」。

 一宮、津高、上道、御津、建部の5地区(中山間地域は御津・建部のみ)の女性部120名余りは、この地区を訪れてみたい、住んでみたいという希望のある人を積極的に迎え入れたいと考えました。“地域のおかみさん”として、自信を持って地元の案内やお世話ができるよう、まず各地域を巡り、互いの地域の魅力を学習する等、「定住コンシェルジュ」(頼りになる人)をめざして力を合わせて頑張っています。

 建築業や建設業の女性部員が集まって移住・定住者の支援をしようとする動きや、空き店舗や空き家に移住・定住した人が地域おこしの活動を始めているケースもあります。

case.4 岡山市 岡山北商工会 畑付きの物件を探して大阪から建部町へ。古民家に暮らす鴨井さん。

 大阪在住時に棚田保全ボランティアに参加して、田舎暮らしに興味を持った鴨井さん。住まいを探して、津山(山の中)から牛窓(海のそば)までぐるっと行ってみたところ、岡山市北区建部町に決定。決め手は立地条件の他、不動産業者のHPに物件紹介だけでなく、「田舎暮らしについて一緒に頑張りましょう…」と書いてあり、安心(信頼)できたことだそうです。

 住まいは古民家を改修し、新築した納屋の内装や境界の塀等は自作。マンション住まいの時には騒音を気にしてできなかった大工仕事ができるため大喜び。

 地元では「若い人が来てくれたので戦力になる」と喜ばれ、田舎で孤立することなく快適な生活に満足。しかし、なぜか時に息が詰まることがあり、大阪の友達に会いに行ったり、旅行したりして息抜きをしている。

 そうして建部に帰ってくると「やっぱり建部はいいところだなあ…」と思えるそうです。

case.5 吉備中央町 吉備中央町商工会 提案型交流体験事業、「ふるさと夢体験」でどんどん広がる体験の輪。

 吉備中央町では、“ふるさと”で体験研修してみたいと思う夢(体験)を希望者に提案してもらっています!

 参加人数、予定時期、滞在日数、宿泊の有無などを観光協会のホームページ上の夢町民申込書に記入したり、電話で伝えたりします。その後、何度も観光協会とやり取りをして自らの『夢体験』を叶えるために、案を練り直し、自分専用の『体験研修コース』を作成します。

 夢体験者の多くは吉備中央町のファンになり、受け入れ農家は「孫がいっぺんに増えたみたいで、嬉しいんよ!」と。こうして人と人の絆が結ばれていきます。

 好評でプログラム化しているメニューの一部を紹介…

●真っ黒になって炭焼き体験●牧場で乳しぼり体験●田んぼで田植え体験●ハウスでイチゴ狩り体験●杵と臼で餅つき体験●いろんなところで福祉体験●竹細工・ワラ細工を習う●お祭り体験で農村文化にふれるなど。

case.7 美咲町 久米郡商工会 長年の思いを実現!農業体験ができる民宿「園田ファーム」。

 熊本出身の園田良美さんと大阪出身の妻・寿美恵さんご夫婦。「田舎暮らしがしたい」とずっと言い続けていた良美さんと一緒に新天地を求めて、出身地の中間どころの中国地方を歩き、岡山県久米郡久米南町にたどり着く。

 良美さんは早期退職し、寿美恵さんの定食屋経営の経験を活かして、田舎暮らしをコンセプトにした1日1組限定のプチ民宿「園田ファーム」を経営。物件の購入・改築等にかなりの費用がかかったそうですが、都会の暮らしの中で忘れていた自然の偉大さ・ありがたさや人と人の絆・人の温かさに気づくことができたとか…。

 「私には無かった“ふるさと”を孫に作ってやることができた」と喜ぶ寿美恵さん。「田舎へ来たら自分から飛び込むことが大事!」「定住するのは、半端な覚悟ではダメ!!」とおっしゃる良美さんは、地域で役を受けたことにより、信頼してもらうことができ、早くこの地にとけこめたそうです。

case.8 高梁市 備北商工会 体験学習や工場見学など、通常の観光ではできない体験ツアーで高梁市の魅力を発信!

 高梁市では、定住・交流人口の増加を目指し、高梁市、岡山県備中県民局、学校法人順正学園、高梁商工会議所、備北商工会、高梁市観光協会などで組織した「高梁体験・学習観光会議」を設置。高梁市内の歴史的観光地を巡る「体験・学習観光」や暮らしに根ざした地場産業や特徴のあるお店、普段入れない工場などを巡る「まちなか産業観光」を実施しています。

 例えば ●吉備国際大学教授の説明付き「高梁の産業遺産を訪ねる旅」 ●八つ墓村などの数々のロケ地を巡る「高梁ロケ地巡りの旅」 ●昔のベンガラ生産から最新の自動車工場を巡る「高梁の産業今昔物語の旅」 ●高梁が生んだ郷土芸能『備中神楽』を楽しむ「高梁の文化と芸能の旅」 ●ピオーネの収穫体験、こんにゃく作り体験、トマト選果場を見学する「高梁体験の旅」 ●酒蔵での試飲体験、ベンガラ焼きの絵付け体験、新成羽川ダムの内部見学 など。

case.9 みまさか商工会 「人が森をつくり森が人をつくる村」雇用対策を進めて定住促進。

 人口1,586人(22年11月県の統計)の西粟倉村では、先祖が残された大切な森を守って、その森で育った木材を製材し、加工し、販売しています。

 ここ西粟倉村で、このUIターンへの対応をされているのは「西粟倉村雇用対策協議会」。UIターンと声をかけても雇用の場がなければ前に進みませんが、「森の学校」、「木の里工房 木薫」、「森林組合」、「森の村振興公社」など雇用の場を設け、現在定住者が60名になったとか!

 また最近では、工場の設立も検討しておられるそうです。

 このように、住居(村営住宅や空き家)と合わせて雇用の場の斡旋も行政が窓口となって行い、生活面では子供の託児所の整備や幼稚園の保育料の軽減や減免なども取り入れ、“住んでよかった村”を作られています。

 詳細については、西粟倉村役場(0868-79-2111)または、西粟倉村のホームページをご覧ください。

case.10 和気町 和気商工会 ドアツードアの乗り合いバスで地域の交通と人々の絆を深める「和気あいあいタクシー」。

 和気町では、佐伯地域で運行していた福祉バスと、和気地域で運行していた町営バスについて、●地域交通のあり方、●町民の目線に立ち、町民に合わせた交通、●安い利用料金、の観点で見直し、検討。

 その結果、公共交通機関に頼らざるを得ない高齢者等交通弱者のために、平成19年3月1日に和気商工会が事業主体となって、『和気あいあいタクシー』を導入。公共交通の空白地帯を埋めるべく住民のニーズに応えて走るデマンド交通事業を確立し、地域社会に貢献しています。

 お客さんを乗せた5台のワゴン車『和気あいあいタクシー』は、町内5地域の路線ごとに、朝8時から夕方5時半ごろまで1日10本運行。運賃は300円。年間約30,000人の利用者からは「ありがとうね」の感謝のことば。乗客の要望に応じて、今日もドアツードアでお年寄りの足となり、人と人の絆となる。